海水シャーベット氷とは

海水シャーベット氷とは

水産業界から最も注目されている“海水シャーベット氷”は、一般的な生氷やブロック氷と比較しても圧倒的な低コストで、高いレベルの鮮度保持を実現することができます。
※シャーベット氷は「アイススラリー」「スラリー氷」とも呼ばれています。

リキッドスノー外観
海水シャーベット氷につけられた鮮魚
脱水氷

 

海水シャーベットの特徴

輸送前と輸送後の違いの図

食品の鮮度保持について、これまで主流であった製氷機(水氷機)に比べて、黄金の温度帯とされる0℃からそれぞれの氷結点まで、鮮度保持に革命をもたらす技術を用いています。

海水シャーベット氷の製氷機は低塩分濃度に対応しており、効率よく鮮魚を活け締めすることができます。また、温度変動も起こりにくいため、高鮮度を保持することができます。

●鯖での比較
生氷と海水シャーベット鯖切り身での比較

きびなご輸送時の温度変化グラフ-平成19年度高知県水産試験場事業報告より

高知県宿毛市から東京へ輸送(魚種キビナゴ※)

平成19年度高知県水産試験場事業報告より
※キビナゴは鮮度落ちが早い魚。傷つけず温度変動の少ない海水シャーベット氷の特性が活かされています。

海水シャーベット氷写真

非常に微細な流動性のあるシャーベット状の氷を製造できるので、ポンプでの移送なども含め、非常に容易に取扱でき、幅広く保存用として利用が可能です。

生氷と海水シャーベット氷の魚体へのダメージの違いイラスト

一般的なブロック氷輸送だと魚体に無数の傷がつきますが、海水シャーベット氷は魚体を傷つけること無く輸送することが可能です。非常に理想的な鮮度保持手法です。

 

従来の水氷の問題点と海水シャーベット氷の利点

水氷(従来の氷冷却) 海水シャーベット氷
1) 温度 0℃ 海水氷のためマイナス温度(-1~-2℃)
2) 粒径 砕氷のため粒径が大きい 細かく0.1~0.2mm程度
3) 冷却効果 粒径が大きく温度も高いため冷却が遅く、乳酸の発生が多い。
芯温が高い。0℃以上。
マグロでは身焼けの発生が多い。
シラス、キビナゴ等の超小型魚は氷との接触面積が小さくなり冷却に適さない。
粒径が小さく温度も低いので冷却が速く、乳酸の発生がほとんどない。
芯温0℃以下まで短時間で冷却される。
マグロでは身焼けが発生しにくい。
シラスやキビナゴ等の超小型魚も非常によく冷える。
4) キズの可能性 氷の粒径が大きく角があるので、特に運搬中に傷がつきやすい。 氷粒が小さく魚全体を覆っているので、荷崩れがなく傷もつかない。
5) 浸透圧現象 水が浸み込んで魚の味が変わり、かつ柔らかくなる(商品価値低下)。 魚の味も硬度も変わらない
6) 輸送性 コンベヤ等で輸送となり、大がかりとなる ポンプで送れるので、操作が簡単
7) コスト 建築込みの大型設備になり高コスト 小型で設置が容易、低コスト

 

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海水シャーベットを通した未来

今後、この海水シャーベット氷製造技術を複数分野の企業や大学と連携し、鮮度保持における実証実験およびさらなる技術開発を進めております。日本全国の地域ごとに海水シャーベットを集約的に生成・貯蔵する施設を構築することによって、省エネルギー、環境負荷の低減、安全性の向上等様々なメリットを引出し、水産業のみならず、病院、レジャー、洗浄、消火など、社会全体の生活レベルの向上に貢献していきます。

 

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