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HPCシステム導入事例Vol.5【コマニー様】
― HPC導入以前の御社における課題点について教えていただけますか?
【塚本様】
弊社の理念の中に「心をベースとした経営」「大家族主義」「全員参加で経営」があります。
しかし、その重要性は分かっていても、家族のように本音で向き合うことは、そのベースとして日常の人間関係がないとできません。
つまり、理念としては謳っているが、実践ができていませんでした。
私は、会社のためや従業員のために自ら進んで発言をする社員が少ないと感じていたので、従業員同士が本音を語り合い、心をつなぎ合って、お互いに人間的な成長を促しあっていくことができる仕組みを求めていました。
HPCシステムは、それらのエッセンスが体系的に自社内で運用できる理想的な仕組みだと感じたので、「まさに、これだ!」と思いましたね。
― HPCシステムを運用する中で印象に残っているエピソードはありますか?
【小坂様】
HPCシステムの自主運営を実施した後、ある社員が「1年前の研修ではもしかしたら1回も発言しなかったかもしれない」と言われていました。
少人数単位のグループで本音を伝え合う場作りを行った際に、自分自信でも自主的に発言をしたことにびっくりしておられたようです。
さらには、「何か自分が変われそうな気がした。そのきっかけに出会えたことが嬉しい」とまで言われていました。
「HPCシステムのプログラムが始まる前は不安だった。」と言われていましたが、1年前の研修とは違い、今回のHPCシステムの自主運営では参加者の皆さんにとっても、とても話しやすい場でありましたし、自分の話をみんなが聞いてくれると思うとすごく安心できる場だったので、「職場の中で具体的に何かに活かしたい」という感想も頂きました。
― HPCシステムを自主運営してみた感想を教えていただけますか?
【東出様】
ビジネスシェアリングの中で、もっと会社を良くしていくための方法として、売れる方法や利益が増える方法を話し合えれば良いと感じています。
これができれば、もっと直接的に効果が見えると思います。
また、ここまでの過程として、メディアエデュケーションやアクティブラーニングのプログラムが重要だと感じていますが、これらを通して部門間でのシェアリングができてくると非常に仕事がスムーズになり、働きがいが増すと感じております。
【塚本様】
まさにHPCのポイントは自主運営にあると感じました。
運営メンバーは毎回苦労しましたが、自主運営を経験することにより、社内のHPCトレーナーの主体性を生み出すきっかけになりました。
失敗を繰り返し、ドンドンと成長していくと共に、トレーナー同士の結束も強くなっていきました。
講義で学んだテクニック以上に、HPCシステムの本質でもある「従業員同士の絆を育む」ということを体感で学び、「人間の持つ無限の可能性」にも気づくことが出来ました。
― HPCシステムの自主運営を通して具体的な効果はありましたか?
個々それぞれが仕事をきちんと行っていることは前から分かっていましたし、チームとして成果を上げていこうと言葉で掲げている中でも、結局それが個々の仕事の成果の総和に留まっていたのではないかということに気づきました。
単なる足し算ではなく、お互いに関わり合うことで、その成果をより発展させることが出来ることに気づくことが出来ました。
そういった意識を全員で共有し、今具体的に日常業務の中で取り組み始めています。
― 最後に、HPCシステムを導入した感想を教えていただけますか?
【塚本様】
HPCシステムのポイントは「自主性」だと思います。
理念は頭で理解していても、実践することは非常に難しいので、実践できているかどうかが実は一番重要だと思います。
従業員教育に熱心な会社は、自社理念の勉強会を行ったりしていますが、学ぶだけで実践にまでつなげられていないケースも多いと思います。
HPCシステムは社員が自ら理念を学び、その実践方法について意見提案することが出来るようになります。
このような自主性が育まれることが、理念を実践につなげていくための動機付けとなるのだと思います。
―質問は以上になります。 本当にありがとうございました!