事業部責任者|青木 佑介

人は、どんな瞬間に変わるのか。
その問いに向き合い、長年にわたり多くの企業で研修・コンサルティングを提供し続けてきた
with+エグゼクティブコンサルタントへのインタビュー。

株式会社ガイアシステムの専務取締役であり、同社で教育研修事業部を立ち上げ、
事業統括責任者、コンサルタントとしても活躍する青木さんに、教育事業(=「共育」事業)への想いを尋ねました。

研修講師 青木

教育研修のプロフェッショナルでありながら、
組織変革の伴走者。


青木 佑介(あおき ゆうすけ)
株式会社ガイアシステム 専務取締役
教育研修事業 事業統括責任者
エグゼクティブコンサルタント

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現場に寄り添い、組織を変える — 教育研修の“共育”哲学

まずは事業内容についてお聞かせください。

私たちの教育事業「with+(ウィズタス)」では、企業研修とコンサルティングを通じ、組織と個人の成長を支援しています。
クライアント一社一社に寄り添い、社員が育つ環境づくりを徹底。年間を通じて多くの成長機会を提供し、
企業の未来を共に考え、共に歩むパートナーとしての役割を大切にしています。

本事業では、単に研修を提供するだけでなく、企業の課題に深く入り込み、
個人と組織がともに成長できる環境をつくることを目的としています。

研修はあくまで入口であり、本当の価値は、その後の現場での行動変化や成果につなげることにあります。

そのため、研修設計の段階から現場の実情に寄り添い、経営層から現場社員まで、
一人ひとりの状況や課題に応じたプログラムを作り上げます。
おかげさまで、これまでに2,000社以上の企業に研修を導入いただき、リピート率は93.2%に達しています。

一般的な研修会社との違いはどこにありますか?

多くの研修会社では営業と講師の業務を分業していますが、私はこれに疑問を感じていました。
組織実践の経験が十分でない講師や、現場から離れて時間が経っている講師が、
現在の人間関係や組織課題についてアドバイスをしても、リアリティが欠けてしまう場合があるからです。

そのため、私たちは組織に所属し、日々課題に向き合う担当者が、
クライアントの抱える問題を把握し、解決策を講じて実行する—

コンサルティング的な関わりから研修の実施まで一貫して担当できる仕組みを作り、
組織の実情に即した研修を提供することにこだわり続けてきました。

社員以上に会社のことを理解し考える”パートナー”を目指して

数年にわたり育成プロジェクトを共に手掛けてきたお客様から、「青木さんは、ほぼうちの社員ですね。
共に歩み、会社が進化・変革できたことが嬉しいです」というありがたいお言葉をいただいたときは、胸が熱くなりました。

しかし、それ以上に感慨深かったのは、弊社のコンサルタントに対して、
クライアントの社長様から「ガイアシステムさんは、社員以上に会社のことを理解し、考えてくれる」とメッセージをいただいたときです。

立場やアプローチは変わっても、私がこれまで取り組んできたことが、
事業部においても大切な信念として受け継がれているのだと実感しました。

「考え方」こそ、永続的な成長と変革の源泉

── 組織が成長するために、最も大切な要素は何でしょうか?

「考え方」を高めよ。
「考え方」が変われば「自身」が変わり、
「出会い」が変わり、「人生」が変わる。


この言葉は、私たちが大切にしている自社の理念語録のひとつです。

私たちが研修を実施する上でも大切にしているのは
「考え方を高める」こと。

単なるスキル習得以上に、人が永続的に成長するためには、まず考え方を高めることが欠かせません。

どんな能力を身につけ、それをどう活かすかも、すべて基盤となるのは考え方です。

思いもよらぬ障壁や分かれ道に直面したとき、どちらに向いて進むかは、すべて自身の考え方からくる判断です。
人としてより良い考え方を持つことで、人生は確実に開かれます。

研修を通じて、考え方の重要性をお伝えしますし、私自身も日々考え方を高める努力を重ね、その姿勢で、お一人おひとりと向き合います。

その積み重ねがきっかけとなり、関わる方々の人生が開かれる瞬間に立ち会える―。
その感動は、何にも代えがたいものです。

人生を開く、組織が変わる瞬間に立ち会う感動

あるクライアントの経営者からは、
「あの時、青木さんと出会っていなければ、今会社は存続していなかったかもしれない…」というお言葉をいただいたことがあります。

組織が変われば、そこに所属する社員一人ひとりが変わる。
社員が変われば、その家族や関わる人々が変わり、地域社会が変わる…。


こうした変化は、単なる個人や組織の枠を超え、社会全体にインパクトをもたらす可能性を持っています。
その広がりには限りがなく、だからこそ、私はこの仕事に人生をかけて取り組む価値を感じています。

「ひとりひとりの成長が、組織の未来を創造する」

── 現在の社会、これからの時代において必要な価値観は何でしょうか?

これからの社会では、自社の利益だけを追求するのではなく、「三方よし、四方よし」の考え方に基づき、
利他の精神をどれだけ実践し、広げていけるかが重要だと考えています。

私はこれまでの経験を活かし、教育事業に加え、グループ会社の事業やNPO法人における社会課題解決プロジェクトにも携わっています。

現在、これまでの経験を活かし、教育事業のみならず、
グループ会社の事業やNPO法人においても社会課題解決に向けたプロジェクトにも携わっています。
さまざまな企業や法人、行政機関とも連携し、誰もが幸せを実感できる社会を創っていく。

その第一歩は、目の前の一人の人生に向き合うことから始まり、やがて社会全体に広がる動きへとつながります。
規模や立場、アプローチは変われど、その本質は決して変わりません。

私がこれまで取り組んできたのはまさにそのような仕事であり、
こうした経験を通して、自身の志や器が広がり続けているのを今も実感しています。

人こそ、組織の未来を開く鍵

── 組織によって人材の育成方法が変わるのは、どんな理由からですか?

新規事業の立案や既存サービスの改善、新たな価値創造など、
ビジネスの成否は「人材=社員」にかかっています。

今こそ、一人ひとりの社員が本来持っている能力を最大限に発揮し、
活き活きと輝き、成長し続けることが求められています。

近年、多くの企業様からのご相談を受けるのは、
「管理職・マネジメント層の育成」です。

組織において最も影響力のある管理職層の育成に悩まれる経営者は多いですが、
私は、その育成方法に決まった型はないと考えます。

企業ビジョンや文化、求めるリーダー像、現存する管理職のポテンシャルによって、適切な育成方法は異なるからです。

  • 「そもそも、なぜリーダーシップのある管理職を育てたいのか?」
  • 「マネジメントスキルとリーダーとしての在り方が混在していないか?」
  • 「理想の管理職が育つための人事制度は整っているか?」

これらの問いに向き合うことから、真の育成戦略が始まります。

通り一遍に「研修でどんなカリキュラムを提供するか」ではなく、
目指したい理想の姿と現状とを比較しながら、複眼的に分析し、現場に合った育成戦略を組み立てることが重要です。

業績向上や社内風土の改善において、管理職は大きな役割を担います。
その層の方々が力を最大限発揮できるよう、社内教育制度や研修メソッドを現場に即してカスタマイズ設計し、
実践的で、且つわかりやすく丁寧にお伝えし、企業の成長を支援していくことに全力で取り組んでいます。

対話を重んじる研修 | その根底にある「不易流行」

── ガイアシステムの研修は“対話量が多い”とよく言われますよね。なぜ、そこまで対話を重視するのでしょうか?

私たちが掲げる「共育」とは、教える側と学ぶ側という一方通行の関係ではなく、互いに学び合い、共に成長する双方向の学びです。
だからこそ、私たちの研修では、対話を大切にしています。

研修というと、講師による一方的な座学がイメージされがちですが、
私たちは、受講者のお一人おひとりと向き合い、対話を通じて、共に考え、共に学びながら進めていくことを重視しています。
表面的な言葉だけで判断せず、受講者の何気ない質問や言葉に耳を傾け、その背景や真意、意図、願いを汲み取る質問を返す、深い対話です。

「ガイアシステムさんは物凄く質問しますよね」と言われることが多いです。

等身大の皆さんと向き合い、まずは皆さんが既にお持ちの現場感から学ばせていただき、
その上で、私たちの経験値や知識が、少しでも皆さんの日常に活かせるように、成長のお役に立てるように、
分かりやすく事例を用いながらお届けするよう心がけています。

松尾芭蕉は「不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない」
そして「その本は一つなり」と述べています。

これは、物事の基盤となる本質は揺らいではならない一方で、
実現に向けた進め方は、時代や状況に応じて柔軟に変化させる必要があるという意味だと考えられます。

事実、10社あれば10通りのやり方があり、100人いれば100通りの方法があります。
本質は変えずに、進め方はそれぞれに最適化していくことが重要です。

講師が「正解」を教えるのではなく、講師も含め、研修に参加する皆さんと共に考え、答えを導き出すことを大切にしています。

お互いの「足るを知り」、だからこそ「共に学び高めあう」。
この「共育」をコンセプトに、これからもご縁をいただける皆さまと共に実践していきたいと考えています。

編集部からのメッセージ

相手を思い遣り、寄り添い、相手の立場を想像する。そして、心から相手の成長・幸せを願う愛情があるからこそ、発揮される力——。

国民的人気漫画『ワンピース』に登場する「見聞色の覇気」のように、相手の心や少し先の未来が見える力。相手の心の声を感知できる力、相手の立場に立って考える力は、現実社会においても、ビジネスにおいても重要ではないでしょうか。

”幼少期から困っている人を見過ごせず、自然と人の悩みに寄り添ってきた” その姿勢は「人は一人では生きられない」という信念に根ざしているのだと思います。相手の気持ちを自分のことのように考え、どんな小さな問題でも真剣に向き合う——それこそが彼の強みです。

目の前の人、あるいはまだ出会っていない人の喜びや悲しみ、困難を想像する姿勢は、青木さんの活動の原動力であり、多くの人の成長や変化を支える力になっているのだと思います。思い遣りと想像力、そして行動力が結びついたとき、人を動かし、社会に影響を与える大きな力になることを示しているのではないでしょうか。

講師プロフィール

青木 佑介(あおき ゆうすけ)


組織変革の伴走者として現場に深く関わり、企業規模や業界を問わず柔軟な研修設計で成果を導くー
組織の課題に真正面から向き合い、個人と組織が共に成長する「共育」を力強くサポート

研修講師 青木

大学時代は、心理学・リーダーシップ論を専攻、2006年新卒で入社。人材総合コンサルタントとして、派遣・紹介・社員採用を通じた様々な企業サポートに従事。入社2年で50名が所属する大阪支社副責任者に抜擢。

2008年、同グループのNPO法人の立上げに携わり、ソーシャルビジネスや企業CSRのコンサルタントとしても活躍。2009年、神戸本社にて教育事業部を立ち上げ、事業部の責任者を担いながら、自身も人財育成・組織マネジメントコンサルタントとして、年間100社、2000名、延べ約1万2千人の人材育成に携わる。

自身の実体験から見出されたリーダーシップ論、組織マネジメント論は、数多くの経営者・リーダーから支持を受けている。最近では、従来の研修ベンダー会社では対応できない、企業の幅広いニーズに応え、社会のリーダーの輩出に数多く寄与する。

2019年より同社専務取締役に就任。2020年同グループ会社である株式会社ガイアサイン専務取締役に就任。

豊富な研修プログラムをご用意しております。
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