合宿型の新入社員研修とは?実施するメリットや成功させるポイントを紹介

新入社員研修 合宿

新入社員研修を計画する人事担当者様は、できるだけ短期間で有意義な研修を実施したいと考える方も多いのではないしょうか。短期集中型で効率よく知識・スキルを学ばせられるとして、以前から注目されているのが、外部の施設に数日間泊まり込みで研修を行う『合宿型の新入社員研修』です。
合宿型の新入社員研修は、通常の研修よりも新入社員個々の特性を把握しやすく、新入社員同士の結束力が高まりやすい側面もあります。

 

本記事では、新入社員研修を合宿型で実施するメリットや注意点などをご紹介します。

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新入社員研修を合宿型で実施するメリット

新入社員研修 合宿

合宿型の新入社員研修は、数日間継続して内容の濃い研修を実施できるため、業務に必要な知識やスキルを効率よく学ばせることができます。

通常の研修と比較したとき、合宿型の研修にはどのようなメリットがあるのかを具体的にご紹介します。

社員の特性を理解しやすい

合宿形式の場合、新入社員と接する時間が通常の研修よりも長くなるため、社員の特性を理解しやすくなります。

例えば、研修に取り組む姿勢に加えて、食事中のコミュニケーションやレクリエーションをしているときの表情、ふとした時の挨拶、準備などの段取り、整理整頓ができるか…など、通常、見ることができない社員のさまざまな姿を見ることができるでしょう。

新入社員の特性を多角的に捉えることで、長期的な視点での育成や適切な人員配置などに繋がり、企業にとっても有益な時間となります。

 

休憩時間や同期とコミュニケーションする姿。場合によってはお酒を交えることもあるかもしれません。リラックスした雰囲気で新人と関わることが関係性を構築することができる貴重な機会になります。

社員のコミュニケーション力・結束力が向上する

合宿中は24時間同じ施設で過ごすことになるため、新入社員同士でコミュニケーションを図る機会が自然と増えます。

コミュニケーション機会が増えることにより、関係性を深まり、結果グループワーク型研修の質が高まることもあります。
配属先の部署に馴染みやすくなるなどのメリットが得られます。

チームで苦難を乗り越えるカリキュラムを追加することで、同期との仲間意識や結束力が向上し、新入社員の能動性・協調性を高められるのも合宿型の研修のメリットです。

短期間で専門知識・スキルの習得を促進できる

通常の新入社員研修の場合、日帰りによって1日で学んだことが上手く定着しないケースもあります。

合宿型の研修の場合、通常の研修と比べて時間をたっぷり使えるため、反復練習やフィードバックの時間をしっかり確保することが可能です。

そのため、社会人としての心得やビジネスマナー、専門知識、スキルなどが短期間でも新入社員に定着しやすくなります。

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合宿型の新入社員研修を成功させるポイント

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合宿型の新入社員研修でより良い成果を生み出すには、明確な目標を設定し、社員が意欲的に取り組める工夫が必要になります。

短期集中型の研修では、社員が伸び伸びと学習できる環境をつくり、モチベーション維持やコンディションの管理にも気を配らなければなりません。

ここからは、合宿型の新入社員研修を成功させるポイントを詳しく解説します。

研修に具体性のある目標設定をする

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数日間にわたる新入社員研修では、明確な目標設定を掲げることによって、社員が高いモチベーションを保ちながら知識・スキルを学ぶことができます。

一般的な新入社員研修では、社会に出る上でのビジネスマナーをはじめ、企業の社訓・理念の理解、業務に必要な知識やスキルなどを習得させることが目標となります。

人事担当者は、抽象的な目標ではなく、具体性を意識した目標の設定を心がけなければなりません。

例えば、『ビジネスマナーを身につける』というざっくりとした目標だけではなく、『取引先・顧客と良好な関係を築き、商談を有利に進めるためのビジネスマナーを身につける』といった踏み込んだ目標設定をしましょう。

また、企業の課題や新入社員の配属先で抱える悩みを洗い出し、課題・悩みの解決に繋がるスキルの習得を目的にした研修も非常に効果的です。

社員の苦手意識を払拭する

初めて合宿型の研修に参加する新入社員は、慣れない環境での不安やコミュニケーションにおける苦手意識を抱いていることもあります。

そのため、新入社員同士のコミュニケーションが自然と発生する、グループワーク型やゲーム型の研修、レクリエーションなどの施策を積極的に取り入れて、合宿型の研修への苦手意識を払拭させましょう。

社員の本音を聞き出すために、研修後はフィードバックの時間を設けて、新入社員の感想や評価を参考にするのがおすすめです。

また、過去に新入社員研修を受けた社員にヒアリングして、必要な情報を集めておくことも大事です。前年度に好評だった施策を取り入れることで、新入社員が意欲的に学べる質の高い研修が実現するでしょう。

社員が集中できる環境を提供する

合宿型の新入社員研修では、長時間に及ぶ拘束や短時間に圧縮した濃厚な研修内容によって、社員の集中力が低下することが懸念されます。
そのため、研修の1コマの時間を短くする、遊びの要素のあるレクレーションを織り交ぜるなどして、社員の集中力が切れないような配慮をすると良いでしょう。

例えば、座学や講義が長時間にならないように、合間にグループディスカッションやゲーム型のレクレーションを挟むことで集中力の低下を抑制できます。

 

研修以外のフリーな時間にも気を配り、美味しい食事処の手配や親睦会の開催などで、新入社員が肩の力を抜けるような時間を取り入れることもおすすめです。

社員のメンタルサポートをする

短期集中型の研修では、新入社員の体調だけではなく、メンタルの管理にも気を配ることが大事です。
見るからに元気のない社員や、チームでの作業に溶け込めていない社員を見つけ次第、積極的に声をかけてサポートしましょう。

迅速なサポートができるように、メンタルケアを担当するチーム体制を予め構築しておくことが、合宿の離脱や早期退職の抑制に繋がります。

合宿の終了後はフィードバックやアンケートを通じて、新入社員の満足度を調査することをおすすめします。もし課題が見つかった場合、社内で改善点を協議して翌年の新入社員研修に活かしましょう。

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新入社員研修を合宿型で実施する際の注意点

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人事担当者様は、宿泊する施設の選定や適切な合宿期間の設定を事前に行わなければなりません。

また、短期間で有意義な研修にするためには、新入社員のモチベーションやコンディションに気を配ることも大事です。

合宿型の新入社員研修を計画する際に、注意点しなければならない点を具体的に解説します。

施設の設備を事前に確認しておく

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合宿先を決める際は、計画している研修を問題なく実施できる環境・設備が整っているかを事前に確認しましょう。

例えば、挨拶・接客の練習を大きな声で行う研修を計画している場合、他の利用者に迷惑をかけずに実施できるかを確認しておく必要があります。

また、研修の内容に応じて、貸し会議室・ホワイトボード・プロジェクター・マイクなどの有無や、Wi-Fi環境が整っているかどうかなどを調べておきましょう。

貸し切りの施設でない場合、他の利用者と食事や入浴時、エレベーターなどで一緒になることも想定されます。
企業の評判を下げないように、新入社員には他の利用者や施設の管理者への挨拶、気配りを怠らないように注意を促しておきましょう。

適切な合宿期間に設定する

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合宿期間が長期にわたると新入社員のモチベーション低下に繋がるため、適切な期間を設定しなければなりません。

一般的には、2日〜3日間の実施が、長すぎず短すぎない新入社員研修の合宿期間だと言われています。

新入社員研修で習得させたい知識・スキルのボリュームによっては、1週間以上の期間を設けるケースもあります。
合宿型に限らず、短期集中型の研修を計画する際は、最低限学ばせたいことを事前に整理した上で、カリキュラムとタイムテーブルを作成しましょう。

社員のモチベーション維持・向上に努める

合宿型の研修は、通常の研修と比べて拘束時間が長くなるため、新入社員の息抜きをしながらモチベーションの維持・向上に努めることが大事です。

例えば、長時間にわたる講義は社員の集中力が切れる原因となるため、合間にリラックスして臨めるゲーム形式の研修を取り入れるなどの対策が有効です。

また、タイムテーブルを作成する際は、1時間〜2時間に1度休憩を挟むようにして、新入社員が緊張を解せる時間を設けましょう。

社員のコンディション・体調に気を配る

新入社員研修 合宿

合宿型の新入社員研修は、短期間で内容の濃い研修が実施されます。

そのため、参加予定の社員が体調を崩して欠席してしまった場合、他の新入社員との知識やスキルにギャップが生まれるリスクがあります。

欠席によって遅れをとってしまった社員に対しては、後日同じ内容の研修を実施しなければならないため、社員にとっても企業にとっても貴重な時間が無駄になってしまいます。

新入社員研修をなるべく一度で終わらせるために、研修が始まる数日前から体調管理に細心の注意を払うように呼びかけましょう。

まとめ

合宿型の新入社員研修は、社会人に必要な心得やビジネスマナー、業務に必要なスキルなどを短期間で効率よく学ばせることができます。

同じ施設で連日研修や生活をしてもらうことで、通常の研修では見られないような社員の一面を知ることができるため、新入社員個々の特徴の把握と配属先の選定に役立てられます。

人事担当者様は、慣れない環境で研修に取り組む新入社員のモチベーション維持・向上に努めなければなりません。短期集中型の研修となるため、より効果的なカリキュラム・タイムテーブルを作成する必要があり、準備の段階から大きな負担がかかることでしょう。

ガイアシステムでは、新入社員研修の合宿研修の実績も多数ございます。企画立案・実施・効果測定に至るまでを一気通貫でサポートしています。
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合宿型の新入社員研修の実施を検討している企業の人事担当者様は、ぜひこの機会にお気軽にお問い合わせください。

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