ロジカルシンキング研修とは?

ロジカルシンキングは、物事を根拠と結論にわけ、その理論的な繋がりを筋道立てて考える思考法です。

本コラムは、ロジカルシンキングの基礎理解やトレーニング方法など、ロジカルシンキングに興味をお持ちの方に役立つ内容となっています。

こんな方に読んでほしい!

  • ロジカルシンキングが何かを知りたい方
  • ロジカルシンキングのスキルを育成を希望している方
  • 新入社員含め、社内でロジカルシンキング研修を企画・検討している
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ロジカルシンキングとは

ロジカルシンキングは、日本語でいうところの「論理的思考」です。
人間は感情の生き物と言われています。仕事においても熱意や感情はとても重要ですが、それだけで仕事ができないのも事実です。

そこで必要になるのが、ロジカルシンキングです。
物事を「なぜ、この問題が起きているのか」という目線から深掘りして体系的に筋道立てて考えることで、物事の原因や整理して理解していきます。

そうして理解できたことは相手にもわかりやすく伝えることができますし、「最終的に、あなたは何が言いたかったの?」というコミュニケーション上のトラブルを防ぐことができるようになるのです。

ロジカルシンキングのメリット・デメリット

 

ロジカルシンキングを身につけたい、身につけてほしいと思う方に向け、ロジカルシンキングのメリット・デメリットについて解説します。

ロジカルシンキングのメリット

自分の考えが伝えやすくなる

ロジカルシンキングを身につけることで、自分の主張や意見を相手に伝えやすくなります。
部署やチームでの情報共有などにおいて、ロジカルにまとめられた形で意見や主張を行うことにより、聞き手も冷静に対応することができるのです。

分析力が向上する

ロジカルシンキングは、物事を客観的に原因や課題の奥深くにあるものを分析することが必要になります。
物事の分析力が向上すれば、「なんとなく」「行き当たりばったり」な考え方や行動もなくなるのです。

原因特定・問題解決力が向上する

ロジカルシンキングでは、常に因果関係を理解しながら思考していきます。因果関係を理解するということは、何か問題が起こったり大きな壁にぶつかったとき、現状を打開してどう改善すれば良いかを考えるスキルが向上するということです。

提案・プレゼン力が向上する

ロジカルシンキングを身につけることで、自分が伝えたい主張や意見を筋道立てて伝えられるようになるため、社内外での交渉ごとにおいて提案や交渉をするスキルが向上します。

仕事の再現性が高くなる

仕事において、それぞれの独自性は必要です。しかし、その独自性には感性が含まれていることが多く、他の人が再現することができないケースが多くあります。チーム全体で論理的に方向性や方法を決めておけば、誰にでもそれを再現することができるのです。

ロジカルシンキングのデメリット

ロジカルシンキングには、デメリットもあります。例えば、

  • 前提条件の間違いを見つけられない。
  • 理論の前提を見つけることができない。
  • 前提が変わると正解が変わる。

などです。

ロジカルシンキングは決して万能ではないため、デメリットを理解した上でスキルを身につける必要があることを理解しておきましょう。

ロジカルシンキング 3つの手法

ロジカルシンキング研修

ここからは、ロジカルシンキングの代表的な手法を3つご紹介します。

ロジカルシンキングのスキルを習得するために覚えておきましょう。

帰納法(きのうほう)

複数の出来事から共通のルールを見つけ出し、結論を導き出す方法です。

演繹法(えんえきほう)

問題や課題を、決まった一般論や法則に当てはめて結論を導き出す方法です。

弁証法(べんしょうほう)

問題や課題に対して反対意見を出して、そこから解決案を導き出す方法です。二つの意見・事柄からより良い解決法を出すときに使われることがあります。

ロジカルシンキングでよく用いられるフレームワーク

問題の原因を特定するために行うフレームワーク

問題の原因を特定するために、事象を整理する必要があります。その際、役に立つフレームワークが、「分類」「ラベリング」「構造化」です。

分類

どのような目的で分類するかを明確化、グルーピングを行います。

ラベリング

グルーピングしたものに特徴を表すネーミングします。

構造化

分類したものをさらに分類していくことで、関係性をわかりやすくします。

事象分析・問題の原因特定・目標設定・課題解決に行うフレームワーク

さまざまなシーンで使用することができる便利なフレームワーク「ロジックツリー」は、ロジカルシンキングの手法としても有名なワークの1つです。

ロジックツリー

決められたテーマをツリー状に分解することで、選択肢を広げ「問題の発生個所」や「問題を引き起こしている原因」あるいは「問題解決の方法」を洗い出すのに適したフレームワークです。

整理された事象の情報を元に、原因特定を行うフレームワーク

事象の整理ができたら、その情報を元に「原因特定」をする必要があります。
その際に有効なのが「切り分け」「ビリヤード思考」というフレームワークです。

解決策を洗い出すフレームワーク

問題の原因を特定ができれば、次に行うのは「解決策」を見出すことです。
その際に、活用するのが「マトリクス」というフレームワークです。

制約条件を踏まえて最も有効な解決策を絞り込むフレームワーク

解決策の選択肢から、何を取り入れるかを精査し、最も有効な解決策を選択する必要があります。
その際に使用したいフレームワークが「選択基準」です。

これ以外にも、「MECE」などのマーケティングで使われているフレームワークを使うことで、ロジカルシンキングを深められます。

「クリティカルシンキング」や「ラテラルシンキング」との違い

「クリティカルシンキング」とは

クリティカルシンキング

「クリティカルシンキング」とは自分が日頃無意識にとっている行動や考え方を意識かして、客観的・分析的に振り返る思考法です。

ロジカルシンキングは原因などを深掘りして結論を考えますが、クリティカルシンキングは論理的な正しさだけでなく妥当性を含めて考えます。

お互いが補完的関係にあることから、身につけておきたいスキルです。

「ラテラルシンキング」とは

「ラテラルシンキング」とは物事を様々な視点・角度で見ることで自由な発想で考える思考法です。
ロジカルシンキングが理論的に物事を考えることに対して、ラテラルシンキングは広く自由に、柔軟な発想で物事を考えるのです。

<研修をご希望の方へ>
スキル別・ニーズに合わせて、ロジカルシンキング研修をご用意しています。
内容はカスタマイズ可能です。お気軽にお問い合わせください。

ロジカルシンキング研修 基礎編
ロジカルシンキング研修 実践編
ロジカルシンキングが苦手な人のコミュニケーション研修

ロジカルシンキングに必要なスキル

ロジカルシンキングは、トレーニングすれば誰にでも身につきます。ここからは必要なスキルやトレーニング方法を解説します。

筋道通った主張や根拠であること

ロジカルシンキングでは、自分の意見や主張をに筋道が通っていることが重要です。主に二つの思考法を身につけることで、この要素を身につけることができます。

バイアス(思考の歪み)の影響を受けないこと

人間は、どうしても思考に偏りが生まれるものです。思考が偏ったままではロジカルシンキングすることはできません。基本的にはその偏りに影響を受けない「白紙」の状態で物事を捉えるようにすることが求められます。

合理的な思考であること

「合理的に考えろ」と言われることがあると思いますが、簡単にいうと「物事の重要なところとそうでないところ」を見極められるような考え方を身につけることを求められているということです。費用対効果、効率的な行動などを考えられるかどうかが重要となります。

課題を的確に捉えられること

物事の原因や問題点が適切に分解するということです。ロジカルシンキングでは、MECEというフレームワークを使い、漏れなく重複なく分析することができます。

因果関係の把握が正確であること

因果関係とは、原因と結果を結びつけるもののことです。因果関係をいかに正しく把握するかで、物事の正しい原因を把握することに繋がります。

言葉や数字の意味を正しく扱っていること

仕事において、言葉の定義や数字の意味を正しく理解しておかなければなりません。「知ったかぶり」をしてしまうと社内外に対して信用を失い、自分の意見や主張を伝えるにあたって納得・理解してもらうことは難しいでしょう。

トレーニング方法

ロジカルシンキングは、手法やスキルを知っていても実践しなければ意味がありません。様々な場面で意識的にトレーニングすることが必要です。

日常的に実践する

日々の業務や職場での会話などにロジカルシンキングを導入しましょう。まずは、どんな行動にも目的意識を持つことから始めましょう。ロジカルシンキングは、「目的を達成するための手段」であることを覚えておかないと、フレームワークを使うことや思考法を意識するだけになってしまいかねません。

また、言葉の意味を理解して使うなど、上記のスキルを意識して使うようにしましょう。

結論から話す癖をつける

ロジカルシンキングでは、結論から話すことが必要になります。結論を出してから論理を展開していくことで、議論の生産性も上がります。また、誰かに伝えたいことがあるときにも結論から話せば理解・納得されやすくなります。

他にもトレーニング方法はありますが、まずは上記から初めて、どんどん力をつけていきましょう。

ロジカルシンキング研修のカリキュラムについて

プログラム内容(例)|ロジカルシンキング研修 基礎編

講師:青木

論理的思考をテーマにした研修なので、難しい印象を持たれる方も多いと思いますが、研修内ではたくさんのワークショップをご用意しています。
ロジカルシンキングの思考方法に慣れていただき、日々の業務に活かせるカリキュラム
です。

テーマ詳細内容
1.ロジカルシンキングの第一歩・ロジカルシンキング以前に気づくべき3つの視点
 1、思考の枠組み(スキーマ)に気付こう
 2、ハイコンテクストの傾向を自覚しよう
 3、ローコンテクスト思考のすすめ
・「問題」とは何か?
2.提案力を生み出す「帰納法」・帰納法とは
・「言われたことしかやらない社員」が生まれるメカニズム
・ワークショップ:今食べたい料理
・「つまり」と「例えば」の使い分け
・帰納法の実用シーン
  →不良品やクレーム、ミスなどが重なった時
  →メールや文章を書くとき
3. “正しそう”な結論を確認する「演繹法」の視点・演繹法とは
・演繹法で仮設・提案の妥当性をチェックする
・ワークショップ:
 ノー残業デーを導入して、残業を削減するか?
・演繹法の実用シーン
 →提案したり、提案を受ける時
 →提案の実行後
4.まとめ・総括・ワークショップ:明日からの実践を整理する

プログラム内容(例)|ロジカルシンキングが苦手な人のコミュニケーション研修

 

「伝えたいことが、ちゃんと上司に届く方法」知りたかったんです!
研修前は(論理的思考=ロジカルシンキング)と聞き、難しそうだと思いました。でも、活用することを前提に、考え方を理解することから丁寧に進む講座内容で、楽しく受講できました。早速、明日から活用してみます!

テーマ詳細
1.ビジネスで求められる説得力のある話し方・ロジカルシンキングとは
・ハイコンテクストの傾向を自覚しよう
・ローコンテクスト思考のススメ
2.コミュニケーションのタイプと目的・コミュニケーションのタイプ
 目的の違いが、ズレを生み出す
・あなたが使いがちなコミュニケーションとは?
3.ビジネスコミュニケーションで押さえるべきポイント(1)仕事においては目的をおさえて話す
(2)目的に対して事実だけを述べる
4.シチュエーション別ポイント①意見を伝えたい、提案したいときの3ステップ
②報告するときは、5つのステップ
③上司と話すときのポイント
5.自信を持って伝えるために・伝え方のコツ
6.思考の枠組みとは・思考の枠組み(スキーマ)=思い込みに気づく
・根拠の無い「思い込み」や「認識」で判断していませんか?
7.まとめ・研修内容を振り返り、ポイントを整理
・【演習】今日の学びを上司に報告する

まとめ

今回は、ロジカルシンキングについて解説しました。ご紹介したスキルやフレームワークはあくまでも一部であり、状況によって合うもの合わないものはどうしても出てきます。

ビジネスの場面ではロジカルシンキングが必要不可欠です。ロジカルシンキングによって期待できるスキルアップは、社内だけでなく社外でも間違いなく活用できます。ぜひ、ロジカルシンキングを学んでみてはいかがでしょうか?

 

弊社では、研修準備からアフターフォローまで、フルサポートで貴社に最適な「ロジカルシンキング研修」をオーダーメイドで設計・導入させていただきます。研修をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

 

さまざまなニーズに応じた豊富な人材育成研修プログラムをご用意しております。
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受付 9:30~18:00(土日祝日除く)


   

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