メラビアンの法則

書籍やドラマの影響などもあり「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

メラビアンの法則とは、「第一印象を何で決めているのか」を研究と実験に基づいて数値化したもので、その人の第一印象を決める要因の9割は視覚・聴覚情報であるという法則です。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱しており、別名「3Vの法則」や「7・38・55ルール」と呼ばれています。

メラビアンの法則＝第一印象を何で決めるのかという研究結果

第一印象が悪いものだとその印象を覆すのは容易ではありません。
皆さんはどれくらいの時間で第一印象を決めますか？
なんと、平均10秒で決まるとも言われているのが、第一印象です。

第一印象で全てが決まる！

【視覚情報】影響度：55％「外見」

「視覚情報」とは、話し手の表情や目線、態度や仕草、見た目などのことです。
身体言語（ボディーランゲージ）と呼ばれる事もあります。
「非言語コミュニケーション」「ノンバーバルコミュニケーション」と呼びます。

髪型、メイク、目線、姿勢など、目から入る情報のことです。

【聴覚情報】影響度：55％「声、話し方」

「聴覚情報」とは、話し手が発する声のトーンや大きさ、また、話し方（口調）や話す速さ（テンポ）など、耳から入る情報のことです。

その場に合った声の大きさか話し方か、敬語は適切に使えているのかなどが、相手に印象を与えていると言われています。

【言語情報】影響度：7％「話の内容」

「言語情報」とは、話し手が発する言葉そのものの意味や、言葉で構成される話の内容の事で、
「言語コミュニケーション」「バーバル・コミュニケーション」と言います。

特にヒジネスの場では、この第一印象がその後の取引に大きく影響する可能性が高く、とても重要です。

もう一度ご自身が相手に与えている印象を確認してみては、いかがでしょうか。

情報の種類	詳細	影響度
視覚情報（Verbal）	見た目、しぐさ、表情、視線	55%
聴覚情報（Vocal）	声の質や大きさ、話す速さ、口調	38%
言語情報（Visual）	言葉そのものの意味、会話の内容	7%

メラビアンの法則（メラビアンのほうそく）とは、矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを判断するアルバート・メラビアンが行った実験についての俗流解釈である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より